今回ご紹介するのは、1歳のお祝いにぴったりの「ベビたま」です✨
この8月、わが家では娘たちの子ども3人がそろって1歳を迎えました。
長女は2度目の出産で双子の男の子を。次女も同じ月に初産で女の子をひとり。にぎやかに3人の孫たちが仲間入りし、今年は一層特別なお祝いになりました。
本来「一升餅」は1歳のお祝いとして有名ですが、金沢ではあまり馴染みのない風習のようです。
それでも、初孫のときに試してみたらとても楽しく、わが家の恒例行事になりました。
そこで今回は、一升餅の代わりに“一升分のお米”を背負うための手作りアイテム、「ベビたま」を3つ作ることにしました😊
ここからは、その作り方をご紹介していきます。
以下の動画では、ベビたまの作り方をサクッと短くまとめています。流れを掴みたい方にぴったりですので、まずはぜひご覧ください
用意するもの
[用意するもの]
鍵フック用テープ:7cm(なくても可)
内生地:横65cm × 縦60cm
表生地:横80cm × 縦100cm
※生地の取り方によって余裕を持って準備
25mmアジャスター:2個
25mm角カン:2個
ハサミタグ:1個(なくても可)
[仕上がり寸法]
ショルダー紐:最長約56cm(長さ調節可能)
横:約22cm
縦:約20cm
底マチ:約8cm
型紙はGogoCandyオンラインショップで販売中
ちなみに生地はいつも、娘に好きなものを選ばせています。
孫が大きくなったら、本人に選ばせようと思っています。
みなさんも、生地選びをぜひ楽しんでくださいね😊
紐類の準備
作り方は、皆さんがやりやすい方法で進めていただくのが一番です👍
今回はまず、紐類の準備から取り掛かります。
厚紙を利用して、ショルダーベルトとタブ、巾着の紐の縫い代をアイロンで内側に折り込みます。
巾着の紐は3cmの幅を残してアイロンで縫い代を内側に折り入れる。
ここでは3cm幅になりますが、最終的にはこれを半分に折って、 1.5cm幅の紐 を作ります。


ショルダーベルトとタブは5cm幅で縫い代を内側に折り入れてください。
ショルダーベルトとタブは、最終的に2.5cm幅のアジャスターと角カンに通しますよ😉


ショルダーベルトとタブを作る
ショルダーベルトとタブなど、紐類のきれいな仕上げ方は以下の記事でも詳しく説明しています。
ショルダーベルトとタブを作る
これから紹介するのは 一つの作り方の例 です。ほかの方法で作っていただいても全然かまいません。
みなさんの 好きな方法 を選んで楽しんでくださいね😊

先ほど縫い代を折り入れたショルダーベルトを中表にして半分に折る

次にその縫い代を上に持ってきてそれを手前にすべて倒す

先端を縫いとめて、縫い代の角を落とす。

これを一回表側にひっくり返して

もう一度ひっくり返すと縫い代がきれいに内側に入ります🙌
次に反対の先端です。

反対の先端は今度は縫い代を下側に持ってきて、その縫い代を全て手前に倒す。

わかりますか?最初に処理した先端とは反対向きになっていること。


これも同じように表向きにひっくり返します。


このように並べると巻き方が反対に見えます。
これを以下の様に縫い進めていくと、きれいに縫いあがります。



ミシンでこのように縫い合わせる時って、どうしても下の生地よりも上に来る生地が、ミシン押さえに押されて、よじれてしまうので、少しだけ下の生地を引っ張る気持ちで、反対に上の生地はたるみを持たせてミシン押さえの向こう側にくぐらせるようなイメージで縫うといいと思います。
詳しくは以下の記事にありますので参考にしてくださいね
25mmのアジャスターと角カンは、それぞれ 2つずつ用意 します。
このとき、プラスチック製にするか金属製にするか迷うこともありますが、基本的には 好みで大丈夫 です。
使いやすさや生地のデザインなどを考えて、 「これがいい!」と思うもの を選んでくださいね。

先ほど縫ったショルダーベルトを25mmのアジャスターに通して、先端を折り曲げて2本ほどステッチを入れて固定します。


以下の画像の様に2本のショルダーベルトを作ります。

次にタブも作ります。
タブは簡単です。



予め縫い代を折り入れていたものを半分に折り、縫い閉じるだけです。
タブができたら、角カンに通して、タブを半分に折り、端を仮どめする。
巾着紐2本を作る
ショルダーベルトと同じ要領で巾着紐を2本作ります。
作り方は以下の動画を参考にしてくださいね。

背面の外ポケットを作る
いよいよリュック本体を作りますよ😊✨
まずは背中の部分に来る外ポケットを作ります。
ポケット上部の生地端の処理として、画像の様に生地端を三巻に縫い閉じる。


次に画像の様に、ポケットをセットして、底の部分の丸みの部分だけ端っこを縫い閉じる。※この縫い目は後で隠してしまう縫い目です。


次にポケットの上部を固定する。

わかりますか?この画像の様に、上だけ縫いとめることで、ポケットの左右どちらからでも手が入れられるということですよ😉✨
本体を作る

このポケットの上に先ほど作ったタブを仮どめします。※合印の部分に乗せるといいと思います。
そしてこれにマチの生地を縫い合わせます。



最初に 底の部分から合印まで 縫い、次に 上から縫い合わせる と、仕上がりがきれいになります。
そのときの注意点は、マチの最上部です。ここは 必ず1cmの縫い代をとる ようにしてください。
横にある合印から 1cmは縫わずに開けておく イメージです。

正面側には 外ポケットはつけず、同じようにマチと縫い合わせます。
飾りのタグを入れる場合は、 向きに注意 してください。タグを 内向きに入れる と、表に返したときにきれいに正面を向きます。

本体が縫いあがると、マチの最上部はこのようになります。
マチの上部の縫い代1cmが確保されています。
次に正面の生地端を三巻にして縫い閉じていきます。


最上部からは三巻を縫い押さえるようにして、本体に続く部分は緩やかにコバステッチに移行し、丸みの部分にもステッチをかけていく。




裏から見るとこのようになります。
内袋を作る
次に内袋を作ります。
まず内ポケットを2枚作ります。


ポケットの上の両端に合印があります。その印を仕上がり線として、三巻きにして縫い閉じ端処理をする。
そのポケットを内袋の正面の生地に重ね合わせて画像の様に縫い合わせる。
真ん中にステッチを入れてポケットを分割します。


次にマチの生地をさっきポケットを付けた正面の生地と縫い合わせていく。
底の部分から合印を先に縫うときれいに仕上がると思います。


表の面からポケットの部分にコバステッチをかける。この時裏の縫い代は正面側に倒しています。
同じようにして向かい側にももう一枚ポケットを付けた正面の生地を縫い合わせて袋状にする。

裏の縫い代を割ってから袋の上部に縫い代分1cmをアイロンで折り入れる。
表袋と内袋を組み合わせる

この状態で表袋の中に内袋を入れて、上部の生地を2つに折り入れてから一周縫い合わせるのですが、ここで注意点があります!


上の生地を折り入れて縫い合わせる時に、先ほどの1cmの縫い代と同じように、上部の生地も1cm重なるようにして、折り込みます。
そして一周縫っていく。

こんな感じに仕上げていきます。
何故か画像がぼけててすみません💦
表袋と内袋を縫い合わせる時に、慣れていないとうまくいかないこともあるので、慣れないときはしつけ縫いをするといいかもしれません。


今縫い合わせたラインからその上3cmほど間隔をあけたところにステッチを入れて、紐を通す部分を作る。
ショルダーベルトを取り付ける
ここまで来たらあと一息ですよ!
先ほど作ったショルダーベルトを角カンに通します
まずはこのように角カンに通します。※ベルトの表と裏を注意しながら通してくださいね。


わかりますか?💦
角カンに通した先端を、アジャスター(リュックカン)に戻って通します。

そして戻した先端を本体の上部に縫いとめる。


紐を通して完成🙌
そして紐を通したら完成ですよ!!

それぞれのママの思いが詰まった生地で3人のベビたまが出来ました🙌✨

この中に1升分のお米を入れて担ぐのです。

一升餅っていうのは、1歳のお祝いで赤ちゃんに背負わせる風習みたいですね。
「一升」と「一生」をかけて、元気に長生きできますようにっていう願いが込められてるんだとか。
それで「これを担いで歩くと元気に育つ」なんて話もあるみたいです😊✨
これまでに生まれた3人の孫の初誕生のときは、みんなもう歩けていたので一升餅をちゃんと担いで歩いていました。
でも今回の3人は少しゆっくり目で、まだ歩けなかったんです。
それでもハイハイで一升分のお米を持ち上げていて、その姿がまたとても愛らしかったですよ✨

みんなが元気に仲良く育ってくれることを、ただただ願うばかりです✨
今の時代の子育ては、本当に大変だなあと感じます。
娘の家で1年間双子育児を泊まり込みで手伝ってきて、再び育児に参加して、改めて実感しました。
ましてや多胎児の育児なんて、想像以上に大変なんですね…。
双子育児ってこんなに大変なのかって知らなかった。この上にお姉ちゃんもいるので、この子の赤ちゃん返りもあって本当にママは大変です。
もちろん、パパも育児に参加していて、その姿は本当に素敵だと思います。
昔と違って育児環境が整ってきているとはいえ、現代の子育てにはまだまだ課題が多いのだなあと感じます。
現在の育児を再び経験して、私も子供たちからいろいろ学ばせてもらっています。
みんなが協力しながら子どもたちを育てられる、そんな世の中になったらいいなと思っています。
パパもママも、ちょっと大変なこともあるけれど、育児を楽しみたいですね✨
私は、世の中のパパママの味方でありたいです😊


