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きれいに仕上げたいショルダーベルト!ちょっとしたコツで差をつけよう✨

裁縫のヒント

今回は、バッグの印象をぐっと引き上げる「ショルダーベルト」を、きれいに仕上げるためのちょっとしたコツをご紹介しますね!

「縫い目って、なかなかまっすぐにならない…」「どうやったらプロっぽくなるんだろう?」そんな風に感じたことはありませんか? ここでご紹介するのは、あくまで私が普段から実践している一つのやり方です。

皆さんのバッグ作りのヒントとして、参考にしていただけたら嬉しいです。

GogoCandyのバッグでショルダーベルトを作る際は、「ショルダーバッグ」として使う場合と、「リュック」として使う場合で、ほんの少しだけ作る手順が変わってきます。

でも、ご安心ください!その違いは本当にわずかです。

まずは「ショルダーバッグ編」を見てから「リュック編」に進むと、違いがよく分かってスムーズに作れると思いますよ。

さあ、あなたも一緒に、ワンランク上のショルダーベルト作りに挑戦してみましょう!

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ショルダーベルト作り:ショルダーバッグ編(GogoCandy流)

さあ、いよいよショルダーベルトの作り方に入っていきましょう!

ここでは、仕上がりが4cm幅のきれいなベルトを目指します。

まずは、ちょっとしたアイロンのコツからスタートです。

1.縫い代をきっちり折り込む

まずは、ショルダーベルト用の生地を広げます。

この時、8cm幅に切った厚紙をガイドとして使うと、きっちり折り目をつけられますよ。

その厚紙を生地に当てながら、両側の縫い代をそれぞれ内側に倒して、アイロンでしっかりとプレスします。

生地の上に8cm幅の型紙を乗せた図

こうすることで、左右の縫い代がきれいに均等に折れて、この後の作業がぐんと楽になります。

ショルダーベルトとタブの縫い代を倒した図

この時、ショルダーベルトだけでなく、後で使うタブ(角カンなどを通す小さなパーツ)の生地も同じように、あらかじめ縫い代を内側にアイロンで倒しておくと、作業がスムーズに進みます。

2.タブを作る

次に、ショルダーベルトに欠かせないタブを作っていきます。

予め縫い代を倒しておいたタブ用の生地を、二つ折りにします。

半分に折られたタブ

タブの先端は、切りっぱなしのままで大丈夫ですよ。

後から隠れる部分なので、気にしなくてOKです。

折った図

そして、二つ折りにしたタブの両サイドにステッチを入れて縫い閉じます。

ステッチを入れたタブ

これで、タブは一旦完成です!

ショルダーベルトの先端処理(ショルダーバッグ編)

ショルダーバッグとして使う場合のショルダーベルトは、GogoCandy流では片方の先端だけ、ちょっとした処理を施します。

これが仕上がりをよりきれいに見せるコツなんです。

それでは、一緒に作業していきましょう!

1.縫い代を仮に倒す

次に、あらかじめアイロンで倒しておいた縫い代を、一旦すべて手前側(自分側)に倒しておきます

この状態が、後のひっくり返し作業をスムーズにするための準備になります。

ショルダーベルトを裏向きに半分に折った図

まず自分から見て、その折り山が上になるように置きます

縫い代を手前に折る

次に、あらかじめアイロンで倒しておいた縫い代を、一旦すべて手前に倒します

縫い代を全て手前に折った図

これで、縫い代が全て手前に倒れた状態になりましたね。

折り山を上に持った図

この状態で、先端をまっすぐ縫い合わせます。

2.先端を縫って角を落とす

この状態のまま、ショルダーベルトの先端部分を縫い合わせます。

ショルダーベルトの先端を縫って角を落とした図

縫い終わったら、縫い代の角を斜めにカットして落としてください

こうすることで、ひっくり返した時に角がごわつかず、きれいに仕上がります。

3.表向きにひっくり返して縫いとめる

縫い代の処理ができたら、いよいよ表にひっくり返していきます。

ここが、きれいに仕上げるためのポイントですよ!

表向きに広げる図

まずは一度、半分だけひっくり返します

縫い代がきれいに内側に入った図

そして、さらにもう一度ひっくり返します

この二段階でひっくり返すことで、上の生地が縫い代をしっかりと包み込むように自然に収まり、とてもすっきりと、プロのような仕上がりになります。

ぜひこの方法を試してみてくださいね。

縫い代

先端の処理がきれいにできたら、あとはベルト全体の端に沿ってステッチを入れていきましょう。

ショルダーベルトの先端処理と、よじれを防ぐコツ!

ベルトの両サイドにステッチを入れていくのですが、ここでちょっとした「あるある」と、その対処法をお伝えしますね。

ミシンで縫う時って、押さえが生地の上に乗る関係で、どうしても2枚の布を重ねて縫う時に、上の生地と下の生地の間でズレが生じてしまうことがあるんです。

特に長いベルトだと、これが顕著に出やすいんですよね。

イメージとしては、ミシンの押さえが上の生地をぐいぐい押してしまって、逆に下の生地は取り残されてしまいがち…💦

そうすると、途中でベルトがよれてしまったり、縫い終わりで長さが変わってしまったりする原因になるんです。

だったら、上の生地はできるだけ押さえに「連れて行かれない」ように、そして下の生地はしっかり「進む」ように、ちょっと工夫して縫いたいですよね。

そこで私が実践しているのは、下の生地をミシンに送られるのを少しだけ手助けするように、右手の薬指と小指をうまく使って軽く引っ張るイメージで縫い進めることです。

逆に、上の生地は、押さえの下を「くぐらせる」ような感覚で、左手を使って奥へ送ってあげるような意識を持つと、上下の生地のズレが減り、驚くほどきれいにまっすぐ縫えるようになるはずです。

指を使って寄れないように縫う図

何も考えずに普通に縫ってしまうと、どうしてもベルトがねじれたり、よじれたりして仕上がってしまうことがあるのですが、このコツをひとつ取り入れるだけで、よじれが驚くほど解消されますよ!

ぜひ、ご自身のミシンと生地で一度試してみてくださいね。

この小さなコツが、あなたのショルダーベルトを格段にきれいに仕上げてくれるはずです!

ショルダーベルト完成図

両サイドに、端から0.5cmくらいのところにステッチを入れていきましょう。

GogoCandyのショルダーバッグを作る場合のベルトでは、このように片方だけ先端の処理をします。

リュックを作る時は両方の先端とも同じように処理しますが、それはまた後ほど詳しくお話ししますね!

ショルダーベルトの仕上げ:角カンとアジャスターを通そう!

いよいよショルダーベルトの仕上げです!ここでは、角カンアジャスターを使って、長さ調節ができるベルトにしていきます。

今回使うのは4cm幅の金具ですが、「プラスチックと金属、どちらがいいの?耐久性は?」という質問をいただくことがあります。

私もこれまで色々なタイプを使ってきましたが、私の結論は…どちらも耐久性はバッチリです!🙌

角カンとアジャスター(リュックカン)

プラスチック製のものも、私が作ったポンバッグで毎日使っていましたが、まったく問題ありませんでした。

もちろん、金属製のものも同様です。

なので、バッグ全体のデザインや雰囲気に合わせて選んでいただくのが一番だと思いますよ!

GogoCandyでも、皆さんのバッグ作りに役立つ副資材を販売していますので、ぜひそちらも覗いてみてくださいね。

アジャスターに通した図

1.アジャスターに通す

まずは、ショルダーベルトの先端処理をした方(切りっぱなしではない方)から、アジャスターに通します。

縫いとめた図

通したら、その先端処理をした部分をしっかり縫いとめます。

私は強度を考えて、いつも2本ステッチを入れるようにしています。

2.角カンに通してから、アジャスターへ戻す

次に、まだ何も処理をしていない切りっぱなしの先端を、角カンに通します。

ショルダーベルトを角カンに通した図

角カンに通したら、今度はその先端を、先ほど通したアジャスターに再び戻して通します

戻ってアジャスターに再び通す図

この時、ベルトがよじれないように注意しながら通してくださいね。

内側から見た図

これで、アジャスターと角カンにベルトが通された状態になります。

ベルト完成

表から見ると、このような状態になっているはずです。

3.ショルダーベルトの仕上げ:タブを角カンに通す

角カンにタブを通した図

先ほど作ったショルダーベルトに通しておいた角カンに、用意しておいたタブを通します
タブを通したら、二つに折って仮留めしておきましょう。

これで、タブが動かずに作業しやすくなりますよ。

バッグの本体につく位置

このショルダーベルトの先端と、タブの先端が、最終的にバッグの本体に取り付けられる部分になります。

ショルダーバッグとして使う場合、これらの部分は本体に縫い付けた後に隠れるので、切りっぱなしのままでも問題ありません

これで、見た目もスッキリと仕上がりますね。

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リュック編(GogoCandy流):ショルダーベルトの先端処理で差をつけよう!

GogoCandyのリュック(たまGo、ちびたまGo、うずら、ベビたま)にショルダーベルトを取り付ける場合、私は両方の先端をきれいに処理する方法をおすすめしています。

こうすることで、リュックの仕上がりがグッと引き締まり、よりプロっぽく見えるんですよ!

今回は、両方の先端を処理する際に「こうするともっときれいに仕上がるよ👍」という、ちょっとしたポイントをご紹介しますね。

※注意※ 「おもちリュック」の場合は、ショルダーバッグの時と同じく片方の先端だけを処理し、もう片方は切りっぱなしで大丈夫です。)

両方の先端をきれいに処理する

基本的な作り方は、先ほどご紹介したショルダーバッグのベルトと同じです。

しかし、リュックでは両方の先端を処理したいので、ここがポイントです!

画像のように、ベルトの片方は折り山を上にして縫い代をすべて裏側(向こう側)に倒し、もう片方は折り山を上にして縫い代をすべて手前側(自分側)に倒すようにしてみてください。

リュック用のショルダーベルトの縫い代の倒し方

こうすることで、結果的に両方の先端で、同じ面に縫い代が倒れている状態になります。

これが、きれいに仕上げるための大切なポイントなんです。

先端を縫い閉じた図

裏から見るとこのような状態です↓

つまり、「一本のベルトの中で、縫い代は全て同じ方向に倒してくださいね」ということです。

これが、ベルトがよじれず、きれいに仕上がる秘訣です!

裏から見た図

この状態になったら、ショルダーバッグ編と同じように、縫い合わせた先端をひっくり返して表に出し、ベルトの両サイドにステッチを入れて仕上げましょう。

よじれを防ぎ、美しく仕上げる!リュック用ショルダーベルトのコツ✨

さあ、リュック用のショルダーベルトの両端をきれいに仕上げていきましょう。ここで最も大切なのは、やはり「よじれ」を防ぐことです。

先ほどショルダーバッグ編でお話ししたのと同じように、ミシンの押さえによる生地のズレに注意しながら縫い進めます。

つまり、下の生地をほんの少し手前に引っ張り、上の生地は向こう側にくぐらせるようなイメージで縫うのがコツです。

リュックの場合、両方の先端を処理しているため、もし途中でベルトがよじれてしまうと、最後に金具や本体に取り付ける際に、きれいに収まらなくなってしまう可能性があります。これは避けたいですよね。

なので、ショルダーバッグ編以上に、細心の注意を払って、まっすぐよじれのないステッチを入れてください。

よじれないように縫う図

焦らず、じっくりと、あなたの指先で生地をガイドしながら縫い進めれば、きっと美しい仕上がりになりますよ。

完成図

見てください!この通り、方の先端が驚くほどきれいに収まりましたね!

両方の先端を縫い閉じた図

ショルダーバッグのベルトが片側だけの処理だったのに対し、リュックを作る際は、このように両方の先端をしっかりと、そしてきれいに端処理してください。

この方法だと、先端の縫い代がすべて同じ方向に巻かれるため、全体として非常に統一感があり、プロのような仕上がりになりますよ👍

1.片方の先端をアジャスターに通す

まず、先端をきれいに処理したベルトの片方を、アジャスターに通します。

通し方は、「ショルダーバッグ編」でご紹介した手順と同じですよ。

アジャスターに通す

アジャスターに通したら、ステッチを入れて縫いとめる。
【注意!】 リュック用のベルトの場合、この時点ではまだ角カンは通しませんので、ご注意ください。

横から見た図

2.ステッチでしっかり固定!

アジャスターに通し終えたら、その先端をしっかりとステッチを入れて縫いとめてください

私は強度を考えて、いつも2本のステッチを入れるようにしています。

これで、アジャスターにベルトがしっかりと固定されますね。

縫い閉じた図

これで、リュックに取り付けるためのショルダーベルトが完成しました!

タブにショルダーベルトの取り付け:リュックの完成へ!

さあ、いよいよリュック本体とショルダーベルトを繋ぎ合わせる最終段階です。

タブは、リュックの本体を作る過程で、下の画像の様に先に角カンに通して本体に縫い付けておきます。

たまGoリュックに取り付けたタブ

これは、制作中の「たまGoリュック」の画像です。

このように、すでに角カンに通されたタブがリュック本体にしっかりと縫い付けられた状態になっているはずです。

タブにショルダーベルトを通す図

この本体に縫い付けられた角カンに、先ほどアジャスターに通しておいたベルトを通していきます。

タブの図

ここからは、より分かりやすくするために、ベルトだけの生地で手順を説明しますね。

リュックの場合、本体を作る過程で、画像のように先に角カンに通したタブを本体に縫い付けておきます。

タブに角カンを通す図

この本体に取り付けられた角カンにベルトを通したら、一度、先ほど通したアジャスターに戻ります。

アジャスターに戻って通す図

そして、ベルトの端を再びアジャスターに通します

アジャスターに通しているところ

この時、ベルトがよじれないように注意しながら通してくださいね。

もう一度アジャスターに戻して通すことで、ベルトがしっかりと固定され、長さ調節もスムーズにできるようになります。

再び通しているところ

矢印の順にベルトをくぐらせていけば、これでリュックのショルダーベルトが完成です!🙌

全体図

このベルトを2本作り、リュックの左右に取り付けます。

リュックに縫いとめる位置

最後に、アジャスターから戻ってきたベルトの先端を、リュックの背面の上部にしっかりと縫いとめれば、リュック用ショルダーベルトの取り付けは完了です!🙌

たまGoリュック完成図

GogoCandyのリュックでは、ショルダーベルトの背面上部に縫いとめる部分が、完成後も外から見えるようにデザインされています。

だからこそ、その部分がどれだけきれいに処理されているかが、リュック全体の印象を大きく左右する大切なポイントになるんです。

ここでご紹介したのは、私が日々バッグ作りに向き合う中で見つけた、美しく仕上げるための一つの工夫です。

このちょっとした事前準備が、完成した時の見栄えをぐんと引き上げ、「手作りなのに、まるで既製品みたい!」という喜びにつながるはずです。

でも、ハンドメイドの素晴らしいところは、決まったやり方に縛られず、自分自身の「これが一番いい!」を見つけられる自由さにありますよね。

ぜひ、これをヒントに、あなたの作りやすさや、目指したい仕上がりに合わせて、一番しっくりくる方法を見つけてみてください。

あなたの手から生まれる、細部までこだわりが詰まったリュックは、きっと特別な一品になるはずです!

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先端処理は「巾着紐の動画」も参考に!

ショルダーベルトの先端処理について、もし「もっと詳しく動画で見てみたいな」と感じたら、GogoCandyの巾着紐の作り方動画がとても参考になりますよ!

そちらの動画でも、生地の端をきれいに処理するコツを詳しく解説しているので、ぜひ一度見てみてくださいね😉

きっと、あなたのバッグ作りのヒントになるはずです!

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型紙に作り方はついていません。
まずは動画を見てから型紙の購入を検討してくださいね💕
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